和室を洋室にリフォーム。クローゼットを使いやすく。
昨日から新たな現場が始まっています。
今回は比較的築浅のマンションさん。工事の注意点や養生の仕方も違いますが、いつものように気をつけて工事させて頂きます!
さて、部分リフォームでたまに頂くのが「和室を洋室にしたい」というご相談。以前はお布団だったけれど、今はベッドで寝ている。リビングの隣にあるのでつながり感を出したい…などが多い理由です。
S様邸のご主人様のお部屋は広々10帖の和室。やはりベッドをお使いでしたので、
・タタミをフローリングにしたい
・半円形の使いにくい収納をクローゼットにしたい
というご要望でした。
BEFORE
見えている白い扉の奥が納戸です。入りきらない服はキャスター付きのハンガーに掛けておいででした。
納戸は細長い空間。ついついモノを前後に並べてしまいますよね。そして奥は使えない場所に…
扉のお隣は元お仏壇置場。つっぱり棒で服をかけてらっしゃいました。
一番奥は何を入れるか悩ましい三角の収納でした。
ということで、収納はまるごと仕切りから変更!
元々が丁寧に造られた和室で、美しい欄間も生かしたかったので、完全な洋室にせずフローリングでも違和感のない「和洋室」を目指しました。
施工中
まずは解体から!
S様邸は鉄筋コンクリート造。構造に関係ない化粧柱を1本だけカットします。
このような半円の空間が現れました。ここを快適なクローゼットにしていきます。コンクリートに直にクロスが貼られていたので結露もありましたが、今回は下地も入れていきます。
AFTER
床は無垢のフローリング(バーチ)、壁はクロスに。お部屋が明るくなりました。
クローゼットの入り口は2枚引込み扉に。大きく開けて使えますし、風通しが良くなり結露防止にもなります。
中はこんな感じに!
パイプが2本、窓側には棚がつきました。
襖は木製の扉に変更しました。明るめの木目を選び清々しい和洋室の完成です。ベッドを置くと和モダンな旅館のような雰囲気になりそうです。
後日…
リフォーム後に見せて頂くと、衣装持ちでお洒落なご主人様、たくさんのお洋服をきれいに並べておいででした!(枕棚の上は軽い入れ物での収納をおすすめしたところ、こんなパーフェクトな使い方をされていました~!)
そして我々もおお!!となったのがこちら…
当初はお手持ちのタンスを下に置く予定だったのですが、工事中に付いた棚を見たご主人様が「書斎に出来ないかな…」と方向転換!
デスクにしてはカウンターが高すぎたのですが、スツールを置くことでご主人様の書斎になってしまいました!このコンパクトさが意外に居心地が良さそう!?
さらにベルト掛けが欲しいというご要望で有孔ボード(フックの場所や数を自由に変えられるので人気の収納方法です)をいくつかお付けしたのですが…
こんな風にスラックスの近くにベルトをかけてらっしゃいました!「使うものの近くにセットで収納」、これもパーフェクトな使い方です!
入り口そばの小さな方は時計の定位置になりました。「どこに置いたっけ?」がなくなりますね。
まるで整理収納の教科書のようにきれいに収めて頂いて、私たちもとても嬉しいです。
今後とも快適にお過ごし頂ければ幸いです!