思考と発想

先日、新秋田県立美術館に立ち寄りました。
美術館が目的と言うわけでなく秋田へ行ったついでに美術館に寄ったという感じです。
「むむむっ。なんだかこの美術館はすごいんじゃないか?」
と感じたところ、設計者が世界的建築家の安藤忠雄氏でした。
安藤忠雄氏の設計だとは知らず入ってしまいました。
安藤さんすみません知らなくて・・・。

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僕が感銘を受けたのは、2階に水庭があるのですがソファに座ると水庭と
前方の道路を挟んだ千秋公園のお堀が一体化して見え、さらに旧秋田県立美術館が
見える事です。ランドスケープと歴史を考慮しての設計を考えたのかなと勝手に考察しました。

改めてデザインとは見た目だけではなく、思考に思考を重ねたものなのだと考えさせられました。
久々に巨匠の作品にふれたので学生に戻った気分でした。

そして先日リフォームさせて頂いたM様邸。
給水給湯管の劣化によりサビ水が出てきてしまったので配管の更新工事をしました。
配管の更新工事なので主には水道工事で、他には新規配管を埋設した部分の内装の
やり替えになります。壁紙やカーペット、タイル等の復旧です。
お風呂の水栓までの配管も更新しなければならないので、タイルを部分的に剥がしました。
更新後にタイル復旧するのに通常でしたら復旧跡が目立たない様に既存のタイルに
一番近いタイルを選ぶのですがM様は「せっかく貼り替えるならデザイン的にやりましょうよ」と。
M様は美術関係のお仕事をされているので「なるほどおもしろい発想だな」と思いました。

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復旧工事も発想次第ではこうしておもしろいデザインが生まれるものですね。
勉強になりました。

ナガサキ

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