杉並区賃貸リノベーション キッチン腰壁にモルタルを塗りました
ここ何年か、リノベーションでモルタル風の内装が流行っています。インテリアのブームは緩やかに変わってゆくものですが、ここ数年はマットな質感や、肩ひじ張らないナチュラルな雰囲気が好まれている気がします。
モルタル柄はあたたかみのある風合いの木目とも相性が良く、
明るい色で全体の色数を抑えるとスタイリッシュな雰囲気にもなります。
濃い色の床は白いホコリが目立ち、明るい色の床は髪の毛のゴミなどが目立ちますが、モルタル風の床は汚れが目立たないのも人気の秘訣。
以上の写真はモルタル風フロアータイルの床でしたが、杉並区の賃貸マンションでリノベーションしたS様邸では、対面キッチンの腰壁に実際にモルタルを塗りました。
モルタルはセメントに水と砂を入れて練った材料。
水分を伴う練り物のある左官やタイル工事は「湿式工事」と呼ばれます。乾く時間が要る分工期が長く、職人の技を要する工法なので、なかなか贅沢な材料とも言えます。
剥がれたり割れたりしないよう、モルタルとの密着を高めるラスカットという下地材を使います。
左官職人が丁寧に下塗り、上塗りとコテで仕上げます。
途中の手のあとが残るムラもまた魅力ですが
最後の仕上げ塗りを終わり、乾くとこんな表情に。他物件との差別化が出来たせいか、おかげですぐに入居者が決まりました。
お部屋にモルタル柄を使うと、少しこなれた雰囲気になります。皆様もインテリアのどこかに取り入れてみはいかがでしょうか?