練馬区のマンションで床暖房のあるリビングのカーペットを張り替えました

築50年になる練馬区のマンション。
過去のリノベーションでガス給湯式の床暖房が設置されている広~いリビングダイニングのカーペットを張り替えました。
こちらのマンションは規約でフローリングが禁止されていて、居室はオリジナルからずっとカーペット敷き込みという仕様。
飼っていたペットが粗相をしたり、飲み物をこぼしたり、長く生活される中でやはり敷物というのは汚れてくるものです。
カーペットは家具さえどければフローリングよりは張替えがしやすい素材です。

床暖房のようす

写真でグレーに見えているのが、カーペット用の床暖房パネルで、この中にぐるぐると給湯配管が仕込まれていて、お湯が循環することで暖房します。周りの白いところは、床に段差ができないように調節するための発泡スチロールです。熱源はベランダにある給湯器です。

普通なら、敷き込みカーペットの下は、クッション材のフエルトを下地として敷いていくのですが、フエルトを敷くと床暖房の効果が下がるのと、床のレベルが他室と合わなくなってしまうため、直接パネルの上に敷き込んでいきます。
今回は、壁紙も張り替えたので、ソフト巾木も新調します。

ソフト巾木から張ります

カーペットは置き敷きと異なり、部屋の隅から隅まで敷くために、グリッパーという細かな釘が出ている専用の留め具を使います。(ソフト巾木の下に見える細い木の部材がそれです)
ソフト巾木を先に張っておいて、そのあとにカーペットをグリッパーに留めていくわけです。

カーペットを仮置き

カーペットの位置調整

カーペットの位置を決める

ロール状のカーペットは幅が3.64mなので、そのサイズを超える部分はメーカーでカットしてから出荷してもらいます。
これだけ広いお部屋だと、どうしてもカーペットをジョイントすることになりますが、職人が継ぎ目がほとんどわからないように加工します。

キッカーでカーペットを伸ばす

現在では床専門の職人の数が減ってきており、聞けば施工に使う大きなハサミや、カーペットを伸ばしながら張り込むキッカーなどの道具も製造するメーカーが製造をやめてしまっているとか。

大事な道具を駆使して、カーペットを張り込む職人の姿についつい見とれてしまいます。

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