練馬区リノベーション 電気式の床暖房「床暖だん」を採用しました
リノベーションで床暖房を採用したい場合、ガス式と電気式の二つの工法があります。
ガス式は床下のパネル内のパイプにお湯を循環させる事で温める工法。パネルは12㎜ほどの厚さで、給湯器を床暖房用の機種にする必要があります。水からお湯になるのを待つ分、電気より立上りの時間はかかりますが、ランニングコストは電気より安いと言われています。
一方の電気を使った床暖房は、発熱するヒーターを内蔵したパネルを床材の間に挟む工法。パネルはまるで下敷きのような薄さなので、床の高さを変えなくない現場に適しています。また初期費用はこちらの方が安いです。
練馬区のマンションではリノベーションに際して電気式の床暖房を採用しました。
いくつかのメーカーがありますが、今回はスリーテクノの「床暖だん」という製品です。
このタイプは専門の職人ではなく大工と電気屋での施工が可能です。床にパネルの位置を決めるための墨出しをします。
ガイドに沿ってヒーターのパネルを並べます。きちんと位置を決めるのは、上からフローリングを張る時に間違ってパネルにビスを打って穴を開けないためです。パネル脇の床には線を連結させるための穴も開いていて、最終的には壁のリモコンまでコードを通します。
その後フローリングを張り、養生をかけます。
手前のリビングダイニング部分と奥の洋室、約10帖ほどが床暖房になりました。今回は系統は一緒にしましたが、別の系統にすれば個別にON、OFFが可能です。
温風によるホコリが立たず、まさに頭寒足熱が叶う床暖房。エアコンが苦手な方や、足元からの冷えが気になるお宅におすすめです。ガスと電気の選定には、床下の構造・アンペアや給湯器の容量などいくつかの条件も関係してきますので、まずはご相談下さいね。