練馬区のマンションでクローゼットにアウトセット引戸を設置しました

練馬区の中古マンションをご購入されたお若いご夫婦。
売り主の方がお住まいの状況で現調させていただきました。

既存リビング側の収納

以前は和室だったであろうところを壁を取り払ってリビングと一体にしたらしい現況のお部屋ですが、そのときのリフォームがやや中途半端だったようで、和室時代の押し入れの名残が天袋に・・・。
天袋の存在が遠目にも目立っています。

残された天袋

内部は中段もある押入れそのまま。パイプだけつけて衣類が掛けられるようになってはいますが・・・
効率よく使える収納とはいいがたいですね。

押入れそのままの内部

この収納の裏側が、洋室のクローゼットで、両開きの扉がついていました。

洋室の既存クローゼットの両開き戸

ご夫妻のご要望は、リビング側はおもに書籍を収納するので奥行を浅く、裏のクローゼットの容量を増やしてウォークインクローゼットにしたいとのことでした。

収納部解体

背中合わせの収納部分、解体するとこういうことになります。

新たに構築した収納

3枚連動引き戸

リビングの書籍収納部は3枚連動引き戸にして、大きく開けて棚全体を眺められるようにしました。
(中段のように見えるのは、数枚の白い棚板がまとめて置かれている)
開けておけば、さながら本棚が埋め込まれているようになるわけです。

完成した書棚

一方、裏側の洋室のウォークインクローゼットには、上吊りアウトセット引き戸をつけました。
アウトセットとは、壁の表面を扉が走る引き戸タイプです。
普通の引き戸は壁厚の中に組み込まれますが、アウトセットは壁の表面にレールをつけて設置します。

上吊りアウトセット引き戸施工

上吊りアウトセット引き戸閉めたところ

クロスが仕上がるとこんな見た目になります。

上吊りアウトセット引き戸を採用したWIC

WIC入り口の上吊りアウトセット引き戸

壁を大きく壊さず設置することもできるアウトセットタイプは、レール部分は少々存在感がありますが、つければ案外スッキリ見えて、リフォーム・リノベではけっこう採用率が高いです。

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