プライベートゾーンの収納には扉がなくても使いやすいものです
衣類や雑貨・書籍類をしまう収納にはいろいろな考え方があります。
収納に扉をつけると雑然とした中身が目隠しされたりホコリ除けができるので、それはそれで利点があります。
とくに、家族が集まるリビングゾーンなどは、扉のついた収納の方がスッキリ見えますね。
一方、家族しか入らない寝室に付属した収納には、あえて扉を付けないのもアリです。
寝室にウォークインクローゼットがあるこちら、クローゼットに扉はありません。
けれども、そんなにモノがあふれていませんよね。
むしろ、ここに入るだけの所有にしようという気分が働き、棚の前に立って見渡せることでモノの管理もしやすそうです。
こちらは、並んだ洋室2部屋の面積を現状よりコンパクトにし、廊下と洋室の間に家族みんなの物を収納できる、扉のないクローゼットゾーンを造った事例です。
洋室は学生である息子さん二人のお部屋。ほとんど寝に帰ってくるだけなのに広い部屋は不要!ということで、ベッドと机と最小限の収納のあるお部屋にして、文字通りウォークインできる収納を手前に造り、家族の衣類・本・スーツケース等を収納。
片側は、壁面いっぱいの書棚に、カウンターをつけたワークコーナー。
書斎的な使い方ができ、ご所望されたご主人様はとてもうれしそうでした。
廊下の突き当りにある個室の扉を開ければ、収納スペースの通風も叶います。
バリアフリーなので、収納スペースの掃除機がけもラクラク。
このように、プライベートゾーンに近い収納スペースには扉がなくて中身が見えても大丈夫!
通り道の確保により、モノの詰め込みすぎも防げます。
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