収納を考える=自由な時間をつくりたいから!

練馬区のY様邸ではリフォーム工事が順調に進んでおります。

築24年のマンション。居住していたお母様が出られてからは空き部屋となっていた所に、今はY様のお嬢様夫婦が住まれています。歴代の住人の方のリフォームを経て現在は1LDKの間取りです。
しかしご家族でお休みになっている場所がリビングの一角なので、1歳のお子様がなかなか寝付かない…というお悩みをお持ちでした。

マンションも世代を超えて住み継がれることが多くあります。
今回は若いご夫婦のためにリビングの一角に寝室となるお部屋を造作しつつ、全体的な内装を交換する工事です

 

こちらの一角に壁を足してひとつのお部屋とします。

奥に見えている収納は奥行きが浅いので、新たにお布団も入る押入れを造作します!

 

壁の骨組みが組まれ壁のボードが貼られ、ひと部屋になりました。

 

壁、天井にクロスを貼っていきます。

 

 

この部屋の中に新たに造った収納。ここに布団や洋服を収納します。

 

内部はこちら。一般的な押入れよりも奥行きをコンパクトにしてあります。

実は三つ折にした布団の奥行きは押入れの奥行きよりもずっとコンパクトなんです。

ただしクローゼットにするには奥行きが深いので…棚とパイプで工夫をする予定です。

 

 

また今回はユニットバスも交換することに。合わせて洗面脱衣室もリニューアルです。

I様の生活スタイルに合わせて収納をプラスします。

 

…と収納についつい力を入れてしまうのですが、なぜ私はそんなに収納におせっかいなのだろう?(収納以外にもおせっかい説がありますが)とあらためて考えてみました。

そして思ったことは、お客様の「自由な時間をつくりたいから」。

それは取りも直さず、私自身が個人的に思ってきたことでもあります。

自分自身が子供達が小さかった頃、果てしない育児と家事の中で「いかに楽になるか」「いかに心地よい家になるか」は大げさですが、死活問題でした。
 
いま子供達が少し成長して手が離れ、時間的な余裕が出来て思うことは、あの頃の私は整った家が欲しかったのではなく「自由な時間」が欲しかったのだということ。

柔軟にゴールを考えるのであれば、家事代行サービスを頼んでも良いですし、夫婦間で家事バランスを今一度見直すことでも良いし(大事!)、「整ってなくても大丈夫な心持になる」でも良いのかも知れません。
私はたまたま住まいの仕事をしていましたから、当時自分の生活がバタバタしている理由を眺めて「収納を見直してみよう」と思い立ちました。そして整理収納を学び、少しずつ家の中を変えていき、今はなかなか楽な家になりました。

そんなわけで、収納を工夫することでかつての私のような方が楽になるお手伝いをしたい!!と思うのです。

あふれた物を収納する場所をつくってスッキリさせることがゴールでもなく

収納を工夫することで家事の時間と労力が減ることがゴールでもなく

心地良い空間になることがゴールでもなく

それによって出来た「自由な時間」で「豊かな時間」をすごしていただくこと、がゴール。
(豊かな時間…YouTubeを見たり、子供と遊んだり、ペットともふもふしたりそんなことなのですが)

それがお客様にそうなって頂けたらと思うことだし、自分もそうありたいと思うことです。

きっとそんな気持ちを強く強く持ってらっしゃるであろうヒバリ舎さんとのコラボ企画、ただいま募集中です!

 

Naomi.A