築49年になる渋谷区のマンションの1室。
オーナー様は長くこの物件を所有され、売却も視野にありましたが、築古で再建築もできないことから、リノベーションをして収益率をアップする方法を選択されました。

元々の間取りは1DK。
玄関入ってすぐのキッチン・ダイニングは光が届かず暗い雰囲気。
水廻りの設備も一様に古くなっていましたが、何より渋谷・代官山からも徒歩圏内、周囲にはこだわりのレストラン・ショップが点在する好立地・・・可能性が十分感じられる物件でした。
都心には貴重な、窓の外には開けた空間と緑が望めます。
そこで、自宅でもお仕事をされるような忙しいIT企業の方や、ファッションに敏感な男性をイメージしたリノベーションをプランニングしました。

キッチンはコンパクトながら対面式に。外の景色やモニタを見ながら立てるのは気分のいいもの。

収納はあえてオープンとし、ショップのように見せて仕舞う形に。
とはいえ、ホコリが気になる、やはり隠したい！方のためにカーテンレールを付けました。
棚には市販の収納ケースやカゴがふたつ並ぶ巾にしたり、PCデスクにもTV置き場にもできる可動式のカウンターにするなど、実際に住む人の使い勝手をきめ細かく考慮しています。

そして、元はシャワーブースしかありませんでしたが、1日の疲れを癒すバスルームを設置。
汚れが付きにくく目立ちにくい素材の洗面廻りは男性であってもつい長居しそう・・・！？

玄関入ってすぐ居室、ではなく、ガラス入りのドアで仕切り、玄関周辺にもオープン棚やコートやバッグを掛けられるフックをご用意。
お部屋探しの方の目に留まるようなデザインにしつつ、住み心地の良い賃貸住宅を目指しました。

募集をかけてすぐにお問い合わせが3件あり、約2週間で入居者が決定。
家賃も従来の40％の大幅アップを実現しました。

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