職人が現場で腕をふるって造りあげたレトロな雰囲気の練馬区リノベ
しっくい壁や無垢床、Rの壁。質感とデザインにこだわり懐かしさのある住まいへ
既製品を使わずに造った枠やドアの色はお客様と現場で決定しました
ヴィンテージ感のある築50年超えのマンション。今回のお住まいは、T様ご夫妻がこれからの人生を過ごす場所として、細かな部分までこだわって選ばれた空間です。
もともと古いものを組み合わせて暮らすのが上手だったT様は、「新築」然とした住まいではなく、今までの暮らしの延長線にあるような住まいをお求めでした。
そこで今回は既製品をなるべく使わずに、大工、建具屋、塗装屋、左官屋など職人たちが現場で腕をふるう昔ながらの工法で造りました。不思議なものでそうして造った空間からは、かけた手間や時間がたしかに感じられます。
設備機器はもちろんタイルなどの内装のアイテムも数社からサンプルを取り、色味やツヤ感などを確認しつつ決定していきました。とくに部屋の雰囲気を左右する木部の塗装は、T様と一緒に現場で調色。それぞれの樹種に実際に塗りながら決めました。
ドアノブ、収納の取手、照明器具なども全体のテイストに合わせたデザインに。中にはリノベーション前の住まいから再利用したものもあり、新しいのにどこか懐かしい感じがするのはそのせいかも知れません。
「これだ」という間取りにたどりつくまで、何度も対話を重ねてプランを決めました
間取りについてもT様は暮らしをイメージしながらじっくり考えられました。
「これだ」としっくりくる形になるまで何度も何度も対話を重ね、図面を描きなおすプロセスを20回ほど繰り返してきました。
特にこだわったのはリビングへのアプローチです。リビングのドアを開けた瞬間に見える景色、家具の置き方、キッチンとの関係など、妥協せずに検討されました。そして玄関からキッチンへ直接入れる勝手口や広い土間の収納、斜めの壁に寄りそうようなR(曲線)の壁といった、唯一無二の間取りが完成しました。
リビングに隣接した寝室は断熱材と二重サッシをいれることで室内環境も改善。床のウール100%のカーペットとしっくい壁の調湿性能もあり、入った瞬間に「空気がちがう」を実感できます。
T様のフィルターを通すことで一本の芯が通り、マンションの外側と内側、今までの歴史とこれからがつながるような住まいになったのではないでしょうか。
私たちは幾度となく行うお打合せを「大変な作業」だとは全く思っていません。むしろ、お客様が真剣にこれからの人生と向き合われている想いに並走できることは、モノづくりに携わる人間としてこの上ない喜びです。
お客様の心の中にある「理想の輪郭」を、プロの技術と経験で一つひとつ丁寧に紐解き、形にしていく。マスターアートが30年間大切にしてきた「お客様に寄り添う姿勢」が、このお住まいに詰められています。
リノベーション フォトギャラリー
工事データ
中古マンション+リノベーション
- 面積
- 75.6㎡
- 工事費
- 1800万円
- 工期
- 3ヵ月
- エリア
- 東京都 練馬区
- 築年数(竣工当時)
- 築51年
リノベーションビフォーアフター












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